PADIエンリッチド・エアダイブSPコース
魅惑の空気エンリッチド・エアダイブ
エンリッチド・エアで潜るとは、
- 普通の空気を使って潜るより疲れない!
- 普段のダイビングで見えにくかったものがハッキリ見える!
- 潜る水深が-14m~-30mの場所でより長く潜れる!
- いつもより寒さを感じにくい!
- 呼吸がしやすくなって気分が良い!
- 休憩時間を長く取らなくて良いので、1日のスケジュールが組みやすい!
ざっくり言うとこんな感じですが、もっと分かりやすく言うと・・・
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疲れないから帰りもラクチン
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老眼でも見えやすい
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カメラ好きには最適
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可愛い生き物を長く見ていられる
って感じでダイビングができますよ!!ってことです。
エンリッチド・エアについて
Qエンリッチド・エアって何?普通の空気と何が違うの?
エンリッチド・エアとは、
通常の空気(酸素濃度21%)よりも酸素濃度が高い空気のことです。
通常のダイバーは空気(酸素21%、窒素79%)を吸ってダイビングを行いますが、エンリッチド・エアでは、通常の空気と比べて酸素濃度が高く、窒素濃度が低い混合ガスを使用して行います。
ダイビングをするにあたり切り離せないのが、ダイビング中に身体に蓄積される窒素。
身体に蓄積された窒素は、身体にイタズラをします。(減圧症などの減圧障害のこと)
そのイタズラする窒素が少ない空気で潜ることで、身体に優しいダイビングができるということです。
- 酸素
- 窒素
- 酸素
- 窒素
例えば
エンリッチド・エアでは、「酸素濃度32%窒素濃度68%」や「酸素濃度36%窒素濃度64%」の混合ガスを使用します。
(エンリッチド・エアダイビングでよく使われる酸素濃度がこの2種類。略語でEANx32 EANx36と呼ばれる)
通常の空気のタンクと間違えないように、目印として緑と黄色の帯に「Enriched Air」と書かれてあるステッカーが貼られています。
Q『エンリッチド・エア』と『ナイトロックス』との違いは?
酸素濃度の高い空気の呼び方として
『エンリッチド・エア』と言ったり『ナイトロックス』と言ったりすることがあります。
この違いは何かというと・・・
『ナイトロックス』は、酸素と窒素の混合ガス全てのことを言います。
つまり、酸素濃度に関係なく、酸素と窒素が入っている混合ガスのことをすべて『ナイトロックス』と言います。
それに対して、『エンリッチド・エア』は、21%より少しでも酸素濃度が高い混合ガスのことです。
要するに、22%以上の酸素濃度の空気を『エンリッチド・エア』と言います。
細かい違いですが、ダイビングでは一般的にどちらも同じ意味合いで使われているので、 本来の違いを知っておくことは良いことだと思います。
Q『エンリッチド・エア』を使うメリットは?
① 通常空気を使ったダイビングで、同じ水深、同じ時間で行う場合、減圧不要限界が飛躍的に長くなります。
例えば、
-22mに居る可愛いハゼを見る場合、通常空気では37分が限界ですが、エンリッチド・エア32%の場合、60分まで時間が長くなり、さらに36%の場合、70分まで延びます。
水深 | 通常空気 | エンリッチド・エア32%(EANx32) | エンリッチド・エア36%(EANx36) |
---|---|---|---|
18m | 56分 | 95分 | 125分 |
22m | 37分 | 60分 | 70分 |
② 酸素濃度が高くなるので窒素濃度は下がります。その結果「減圧症や窒素酔い」のリスクが低くなります。
③ 身体に蓄積する窒素が少ないため、3ダイブ目も安心な上に、ダイビング後のスケジュールも組みやすくなります。
例えば
せっかくリゾート地へダイビングに行った場合には、3ダイブ目も通常より深く潜れることもでき、飛行機搭乗を控えた前日には、ぜひエンリッチド・エアを使いたいですね。
エンリッチド・エアを使用する際の注意点
通常の空気と違うエンリッチド・エアを使うため、いくつかの注意点とルールがあります。
その注意点を守らないと様々なトラブルに会う恐れがあります。
そのため、『エンリッチド・エアダイブスペシャルティ』の講習を受講する必要があります。
エンリッチド・エアダイブスペシャルティコース
スマイラーズでは、『エンリッチド・エアダイブスペシャルティコース』を開催しております。
内容は、酸素濃度の測り方、潜水計画の立て方、エンリッチド・エアダイブでの注意点、水中での管理などを身につける講習です。
もちろん、すでにエンリッチド・エア(ナイトロックス講習含む)の講習を受け、認定を受けている方は認定書を提示していただければ、すぐに使用できます。
エンリッチド・エアで潜るのは、こういう方に最適!!
メリット沢山なので要チェッ~ク!
- カメラ派ダイバーは絶対に使うことをお勧めします!!
- ダイビングをした次の日に飛行機搭乗予定の方
- 1日2ダイブ以上または複数日に渡ってダイビングを楽しみたい方
- 中高年者のダイバーの方
(42歳以上の方は他の年代の方に比べて減圧症のリスクが高くなります。) - タバコを吸っている方
(タバコは減圧障害を重くさせるリスクファクター(要因)とされています。) - 太り気味・肥満・体脂肪率の高い方
(太りすぎによる肥満も減圧症の重要なリスク要因です。) - お酒を多く飲む方
(お酒は脱水症状の原因になり減圧症を誘因します。) - 潜ると疲れやすい方
(酸素濃度の高い空気を吸うと運動後の疲労回復が早く疲れにくい)
エンリッチド・エアダイブスペシャルティコース
- 参加条件
- オープンウォーターダイバー以上で12歳以上
- コース内容
- 学科+2ダイブ(講習・エグザム・海洋講習)
- 料金
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- 講習料:17,050円
- 教材代(マニュアル):9,834円
- 申請代:4,043円(ダイビング代別)
※ エンリッチド・エア対応ダイブコンピューターが必要です。